2016年5月29日の練習記録

 

当日はヴィヴァ・マンドリーノの定期演奏会が開催され、FOXの団員も半数ほどが裏方でお手伝いしました。

演奏会が終わり片づけまで終えたのは午後4時を過ぎており、6時からのFOX練習に出席された皆様はさぞや大変だっただろうと思います。

誠にお疲れ様でした。

 

練習は前半と後半に分けられ、前半はテノール系とベース系に分かれてのパート練習でした。

テノール系は戸田(校長)リーダーのご指導で別室、ベース系は山元(バスPL)リーダーのご指導で練習室にてそれぞれ行われました。

ベース系は「雪」の音程・リズムが難しく何度も繰り返し練習が行われたのに対して、テナー系では主旋律がほとんどなので「雪」をひと通り練習した後には「朧月夜」を歌う余裕も(少しですが)ありました。

後半は全体練習となり、戸田(校長)リーダーがピアノ伴奏を交えたご指導で懇切丁寧な音取りを進められました。

「雪」は「唱歌の四季」の他の4曲と違い、軽快なリズムでレガートを離れて歌う部分がほとんどかと思います。

注意点として、

1. 「付点八分音符+十六分音符」の組み合わせと「八分音符+八分音符」をはっきりと区別し、

 「付点八分音符+十六分音符」では特に後ろの十六分音符が次の音符に軽快につながるようにリズムを取る。

2. 出だしの「♪ゆきや♪」などY子音で始まる箇所では前に小さい「ィ」を付ける感覚で発音する。

最後に「朧月夜」も合わせて練習しました。

ここでは弱起とそうでない小節の違いについて表現を少し工夫する話などもありました。

三善晃先生の感性を歌で上手く表現できれば素晴らしい演奏になりますね。

 

以上です。  by セカンドテナーの記録係


2016年5月21日の練習記録

 

北澤リーダーのご指導で、「唱歌の四季」の中から「朧月夜」と「紅葉」の音取り練習を行いました。

両方の曲に転調が何箇所かにあって、転調時に正確な音程をとるのが難しく何回か繰り返して練習しました。

「朧月夜」ではメロディラインが強すぎる傾向があるので抑えるようにとの指示がありました。

 

B.O.の説明【「紅葉」の32小節目から(テノール)と36小節目から(ベース)で出てきます】

ハミングの一種で、特に指定のないハミング(またはB.F.)が「♪m---♪」であるのに対して、B.O.では口を少し開いたハミングとなって「♪n---♪」で出すのではないかと思われます。「オ」や「ウ」のはっきりした発声ではありません。三善晃さんや信長貴富さんの曲でよく見られるようです。

http://imion.jp/index.asp?id=120&b_chkNum=4095&SecWord=%83n%83~%83%93%83O

http://oshiete.goo.ne.jp/qa/2055429.html

 

以上です。


2016年5月7日の練習記録

湖北ミニコンでお披露目する「茶摘」と「夕焼小焼」を大久保先生のご指導で入念にチェック・修正しました。
長山先生のピアノ伴奏が響き渡る中、歌い方のまだ不十分な点が師匠からビシバシと指摘されて繰り返し練習となりました。
テナー系の出席者が少なくややバランスの悪いハーモニーでしたが、情感豊かな表現もある程度まではできてきたように思います。
練習録音もホームページからアクセスできますので併せて復習にお役立てください。

「茶摘」
各小節の4拍目(裏拍)で抜けてしまいしっかりとつながらない箇所を幾つも指摘されました。
「4拍目が大事」ということを忘れずにきっちりとつなげましょう。
歌いだしのテノールのユニゾンがピタッと決まればその後も曲全体がぐっと締まります。
師匠から合格点をもらったときの歌い方をしっかり身につけ、緊張感を保ってステージで堂々と歌いたいですね。
1. テノールは出だしからつながりが大切。
  「♪なつも♪」からストレスをかけながらしっかり表現する。
2. 最初はずっと弱く始めて徐々に強めて展開していく。
  腰に力を入れて発声する姿勢を保つ。
3. 8小節目の「♪やまにもわかばが♪」でストレスが落ちがちなのでここでもストレスを
  ずっと続けていく。
4. 14小節目「♪ないか♪」は「か」でも強さを保つ。
5. 15小節目「♪あかね♪」からもストレスをかけて強めるが明るくするということではない。
6. 20小節目で4声が揃う「♪ひより♪」でも入りは弱くして徐々に広げていく。
7. 23小節目「♪ごろを♪」はバスの動きを中心にする。
8. 29小節目「♪つめつめ♪」は最後の「め」をしっかりためて次につなぐ。
9. 30小節目「♪つまねば♪」でも4拍目「ば」は体を開いてしっかり出す。
10. 32小節目「♪つまにゃ♪」ではストレスをしっかりとかける。
  (過去の思い入れを込めて大人の歌い方が大切)
  ここでは特にバリトンの音を聴かせたい。
11. 36小節目からの「♪A---♪」でバリトンの動きが重要であるが、バリトンは全体のバランスで
  強すぎないように気をつける。

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ここから次の「夕焼小焼」へはひと呼吸くらいの間隔をとって直ぐに始まります。
「茶摘」が終わってホッと気を抜くことなく「夕焼小焼」の準備をしましょう。
出だしの「♪ゆうやけ♪」はバリトンを中心に(他は口パクでもいいくらい)極力小さい音量で入る必要があります。
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「夕焼小焼」
出だしは2段階下げるくらいの音量にします。
そこから徐々に強めていく緊張感が大切です。
腰に力を入れて体をしっかり保ち、遠くから聞こえてくる距離感を意識しましょう。
カンニングブレスはあくまでカンニングです。(息を吸う音を立てないように気をつける。)
この曲でも「4拍目が大事」をいかしましょう。
4小節ブレスとレガートを忘れないでください。
1. 2小節目の「♪ひがくれて♪」の後でブレスは絶対禁止!
2. 4小節目でピアノ伴奏が入るときの誘い込むような緊張感を大切にする。
3. 6小節目の「♪みなかえろ♪」の後もブレスは取らない。
4. 9小節目「♪こどもがかえーった♪」の助詞「が」は閉じる感じで、「えー」はニュアンスを
  考えて広げる。
5. 11小節目「♪まるいおおきな♪」は大きすぎないようにし、ピアノ伴奏を聴かせる。
6. 15小節目「♪きらきら♪」は「きら」2つに切らず、2回目の「きら」を押さないようにする。
7. 25小節目の「しょう」はバリトンをしっかり鳴らせて聴かせる。
8. 29小節目の「しょう」ではトップの下のEの音が大切なので確実にEを出して
  綺麗なハーモニーに持っていく。
  この箇所の「しょう」はクレシェンドで次につなげたい。
9. 32小節目からの「しー」では口を段々閉じながら弱めていく。

以上です。  by セカンドテナーの記録係