2016年4月30日の練習記録

大久保先生のご指導で「唱歌の四季」の中の「茶摘」と「夕焼小焼」を仕上げに向けて練習しました。
5月15日のステージ本番を控えて、上手く歌えていない点を先生から何箇所も指摘されました。
7日の練習ではリベンジの覚悟で修正して臨みましょう。
練習録音と併せて復習にお役立てください。


「茶摘」
歌いだしが大切です。
指揮をよく見て、師匠の手がスーッと上がるタイミングに合わせて最初の4小節をなめらかに歌うために必要十分な息をたっぷりと吸い込みましょう。
指揮の手の動きをしっかり見て、テノールが歌い始めます。
1. 3小節目の「♪なつも♪」は丁寧に入り、「つ」から若干のクレシェンドをかけていく。
2. 4小節目「♪ちかづく♪」で「ち」は切らずに「か」へ続け、「く」も繊細に次の「♪はちじゅう♪」に
  つなげる。
3. 6小節目「♪はちや♪」まで広げながらラインでつなげて「や」で消えていく。
4. 7~8小節目にかけてひと山で歌い、7小節目「♪のにも♪」の「も」からクレシェンドで、
  8小節目「♪やまにも♪」は「や」と「ま」をつなげ「も」の後もなめらかに次の「わ」へつなげる。
5. 9小節目「♪わかばが♪」からも広がり続けて11小節目の「♪あれに♪」へ向かって
  テンションを落とさずに向かっていく。
6. 12小節目「♪みえるは♪」の「は」から続く「ちゃ」へは切らずにつなぐ。
7. 17小節目からの「♪すげのかさー♪」は「の」で消えていき、「さー」は弱く伸ばして
  20小節目へつなぐ。
8. 20小節目「♪ひより♪」の「り」でストレスの準備をして次の「つ」との小節間をしっかりつなげる。
9. 22小節目「♪きょう♪」ではできるだけ広げる。
10. 25小節目でも音楽的に止まることなく、「♪のどかに♪」をクレシェンドでしっかり広げる。
11. 26小節目「♪つみつつ♪」でも「つつ」からのクレシェンドをしっかり取る。
12. 32小節目の「♪つまにゃ♪」にはストレスをはっきりと出す。
13. 34小節目「♪ちゃにならぬ♪」は「に」からしっかりと抜いていく。
  「ぬ」はピアノ伴奏を感じながら6拍を伸ばす。
14. 36小節目からの「♪A---♪」は途中から徐々に口を閉じていきハミングくらいにしていく。
  トップが最後に上がっていく箇所で、下3声はトップの動きを聴いて活かしながら伸ばす。
【全体を通して、
 ・4小節ブレスでレガートを忘れない。
 ・付点四分音符は続く八分音符にはっきりとつなげ、小節間のつながりをしっかりする。
 ・広げていく箇所ではしっかりと開き、クレシェンドやディミニエンドをきっちり行う。
 以上のことが重要なポイントだと思います。】

「夕焼小焼」
詳細な指摘を受けながらの練習は時間切れのため37ページ辺りで終わってしまいました。
この曲も4小節ブレスですが、実際には息が続かなくなるのでバレないタイミングで息の音を立てないように気をつけてカンニングブレスを取りましょう。
8小節目までは特につながった流れで真っ平らな感じにして歌います。
1. 3小節目最後の「♪おてらの♪」の「の」を削らずにはっきり出す。
2. 9小節目からの「♪こどもがかえったあとからは♪」で、各フレーズ最初の「こ」「か」「あ」を
  明るく、各フレーズ終わりの「が」「た」を暗めに歌う。
3. 11小節目からは、「まるい」(柔らかさ)、「おおきな」(広がり)、「ゆめ」([ぃゆめ]で暖かさ)の
  表現を大切にする。
4. 15小節目「♪そらには♪」では空のイメージを感じさせ、「♪きらきら♪」は
  「き(大)ら(小)き(大)ら(小)」のように強弱をつける。
  (ただしアクセントはつけず演歌調になってもいけない。)
  15~16小節目の「き」を特にクリアに美しく発声する。
5. 16小節目「♪きんのほし♪」で「の」は暗く「ほ」は明るく。
6. 21小節目でフォルテになってもマルカートにはしない。
7. 25小節目「♪つないで♪」の「で」の後でブレスしない。

以上です。  by セカンドテナーの記録係


2016年4月24日の練習記録

出沼先生のご指導で今回も、「唱歌の四季」の中の3曲の音取りを中心とした練習でした。
転調する箇所にはやはり課題が残っていますが、安定感は着実に増してきたと思えます。
練習録音と併せて復習にお役立てください。

「朧月夜」
繰り返し練習により、3回の転調箇所(29小節目、37小節目、46小節目)でも各パートで正確に音程が取れるようになってきたと思います。
まだピアノ伴奏との合わせは行っていませんが、伴奏は常に十六分音符、所によってはさらにその倍のピッチで動いています。
早く音程の精度を上げてピアノ伴奏を意識した綺麗な表現の練習に入りたいものです。
(まずは湖北ミニコンをターゲットにして「茶摘」と「夕焼小焼」に全力投球ですね。)

「紅葉」
21小節目の転調箇所では全パートで最初の音程が取りにくいかと思います。
反復の2回目でここへ飛んできて短調になるのかと勘違いしそうな転調の仕方で最初は戸惑いますが、もう少し慣れればFOXにとっては難なく歌えるようになるはずです。
この曲の最後で「♪A---♪」の2山の和音を綺麗に決めて曲全体をしっかり締めたいですね。
12小節目最後のベースで楽譜上に転調表記の間違いを発見された才田幹事長の注意力には感服致します。

「雪」
68小節目までの練習で時間切れとなりました。
低音2声は途中から「♪ルンルンルン♪」で変化しますが、音程・リズムともに不規則な構成になっていて慣れるまでは大変かと思います。
歌っている最中、八分休符の場所で「♪コン♪」の声が時々聞こえていました。
練習で間違えて本番では自信を持って歌う・・・FOXの強みです。
68小節目の「♪コンコン♪」はそれまでの流れで2回目の「コン」を1拍待ちきれずにフライングしそうですので気をつけましょう。

以上です。  by セカンドテナーの記録係


2016年4月16日の練習記録

大久保先生のご指導で、「唱歌の四季」から「茶摘」と「夕焼小焼」を練習しました。
ピアノ伴奏の長山先生が最初の音を弾かれたときからほどよい緊張感が感じられました。
音取りはだいぶできてきて、表現や歌唱法などの「聴かせる」ための詳細にわたるアドバイスが中心となり演奏本番のイメージが湧いてきたように思います。
譜面への書き込みもこれまでの「この箇所をこうする」というものでなく、ストレスをかける、息の流れを意識するなどの全体的な表現力向上の内容がほとんどでした。
★声を前に出す歌い方は難しそうに思えますが、しっかりとした姿勢で声を横へ広げずにいつも練習で行っているように唇に指を縦に当てて息を指に集中するように発声することが大切かと思います。
 ☆音程を1メートル離れた位置で作る。
 ☆息の流れを共通に感じる。
 ☆同じ母音が続くときには一方が明るく一方が暗い。助詞は弱くなる。
★4小節ブレスで息切れはやむを得ませんが、タイミングを上手に取って綺麗な(?)カンニングブレスに慣れましょう。
今回の記録では個別の注意事項は多く書きませんので、練習録音をお聴きいただき大久保師匠のご指導をしっかりとご確認ください。
練習録音はホームページの「団員専用」から入って視聴およびダウンロードができます。
上手く練習録音の「2016年練習音源」までたどりつかないようでしたら、お知らせくださればサポート致します。

「茶摘」
1. 1番と2番の出だし(3小節目と20小節目)はクレシェンド。
  出だし以外でも歌の部分にクレシェンドやデクレシェンドが書かれていなくてもピアノ伴奏の
  動きを感じて歌に強弱をつける。
  (下がる音程でのクレシェンドはやや難しいですがしっかり聴かせたいですね。)
2. 最後の「♪A-----♪」は徐々に口を閉じていきハミングに近いくらいに弱めていく。
3. フレーズの終わりで音符の長さに気をつけて伸ばすところはしっかり伸ばす。

「夕焼小焼」
発声について「ブリリアントに」というお達しがありました。レガートで歌いますが、声をぼかしてはいけません。
1. 「まるい」「おおきな」「ゆめ」「きらきら」などの言葉はイメージをしっかりと持って
  歌で表現する。
2. 広げる箇所を意識して体を開いて広げていく。
3. 最後のスモルツァンドは徐々にそっと消えていく。(終わりのイメージは大切)

以上です。  by セカンドテナーの記録係


2016年4月10日の練習記録

出沼先生のご指導で、「唱歌の四季」の中の3曲の音取りを中心とした練習でした。
初めて歌う「雪」から入り、「朧月夜」と「紅葉」を前回に続いて音取り練習を行い、難しい音程にも少しずつ慣れてきました。
「唱歌の四季の5曲は4小節ブレスが基本」という点が阿部インペクからの通達です。
練習録音と併せて復習にお役立てください。

「雪」
付点ありの八分音符と付点なしの八分音符が混在しており、リズムの取り方に注意が必要です。
1. [セカンド] 46小節目「♪コーン♪」は他パートと違い「ン」の1拍目で早めに切る。
音取り中心の練習でした。他の4曲がレガートを主体としているのに対して、この曲はリズミカルなテンポ感で軽快な印象を受けました。

「朧月夜」
3回の転調箇所(29小節目、37小節目、46小節目)で音程を安定して取れるように、引き続き繰り返し練習で慣れることが必要かと思われます。
それ以外では個別の書き込み(注意事項)は今回特にありません。

「紅葉」
2回目の練習で各パートが音程には少し慣れてきたように思えました。
個別の書き込みはありませんが、この曲も21小節目の転調でしっかりと音程を取って3声の綺麗なハーモニーを作るのがやや難しいように感じます。

以上です。  by セカンドテナーの記録係


2016年4月2日の練習記録

出沼先生のご指導で、「唱歌の四季」の中でまだ歌っていない部分の音取りを中心の練習でした。
「朧月夜」の後半から入り、「紅葉」をひと通り歌って音程とリズムを確認しました。
最後に「茶摘」と「夕焼小焼」を伴奏なして歌ってみましたが、先週までの大久保師匠の熱意にあふれたご指導の成果が発揮されなかったように思えます。
レガートで歌うイメージや強弱などが雑に聴こえました。
(私自身も、それまでの音取りの流れで雑な歌い方になり反省しています。)
大久保師匠のお目玉が目に浮かんできます。
この2曲はまだしっかりと体得されていないということでしょうか。
来月に迫った湖北ミニコンでは観客に「何度も聴いてきた馴染みある曲でもこんなに美しいのか」と感動を与えられるように仕上げたいですね。

「朧月夜」
難しい転調が何箇所かで出てきます。
転調後の最初の音程が取りにくいので上手くコツをつかんで慣れるほかになさそうです。
1. [バリトン] 最初に転調する29小節目のバリトンでE♭の音程を正確に取る。
  【湊PLからリクエストが出されて一度、前ページからの流れでバリトンの音を取る練習が
  行われました。その後で全パート揃って同じ箇所を歌ったときにバリトンの歌声に耳を傾けて
  聴いていたところ、E♭の音の出だしが不揃いで途中から揃って聴こえてきました。
  他の3パートが「ミ」の音のところにバリトンだけが「ソ」で入るので重要な和音かと思います。】
2. [セカンド] 37小節目で転調後、「♪かわず♪」の「か」から「わ」への音をしっかり上がる。
最後の部分、52小節目途中からはトップとセカンドでそれぞれ上下に分かれます。
自分の受け持ちを間違わずに歌いましょう。

「紅葉」
始めから終わりまでを通しで音取り練習しました。
21小節目の転調に少し要注意でしょうか。
今回は強弱を気にせずに音取り主体の練習でしたが、反復の1.ではmf、2.ではppになっていることに気づきました。
今後の練習では気をつけておくべき点かと思います。(来月の湖北ミニコン後になるでしょうが。)
32小節目で再度の転調があり、「B.O.」という音楽用語が出てきます。
これをネットで調べると、
bouche ouverte (ブーシュ・ウーヴェルト)というフランス語の略で、意味は口を少し開けて発するハミングの指示です。
これと似た表記に「B.F.」という用語があり、
bouche fermée (ブーシュ・フェルメ)で、口を閉じたハミングの指示です。

今回の練習には小高根様が参加されて綺麗な歌声を響かせておられました。
いつものように練習録音をとったのですが、ヴォイスレコーダーに装着していたマイクロSDカードを取り出した後で紛失してしまいました。
残念ですが4月2日練習録音は公開できません。
特に欠席された方々にお聴きいただけないのが残念です。
新しいカードを購入してきましたので次回からはこれまでのように録音して公開を行います。

以上です。  by セカンドテナーの記録係