2016年11月27日の練習記録

 

合唱祭が成功裡に終わり、来年の定期演奏会を見据えた練習を再開しました。

大久保師匠のご指導の下、ミッチ・ミラー関連から3曲の練習でした。

年明け15日のJORDAN会総会で歌う「Sing Along」と「If You Knew Susie」を復習し、続いて「Beautiful Ohio」。

 

練習見学に城定様が来られて早速一緒に歌われました。

以下に師匠からご指摘を受けた点をまとめておきます。

 

「Sing Along」

ジャズ風に軽快なリズムです。

例えば、付点八分音符と十六分音符の組み合わせでは三連符のような刻みにします。

1. 37小節目辺りはマルカートではっきり歌う。

2. [トップ] 39小節目で3拍目(Cシャープ音程)が下がらないようにする。

3. 63~64小節目「♪long♪」の最後は指揮をよく見て、「g」は無音で口の中だけ作る。

 

「If You Knew Susie」

全体をマルカートにして、モワッと歌わないようにします。

1.【重要】27小節目で「♪the one♪」の「the」は「ジ」で統一する。

  (「one」を強調するために敢えて「ジ」にします。)

2. [トップ] 31小節目の1拍目(Eナチュラル音程)へは前の音からストンと上がる。

 

「Beautiful Ohio」

1. 38~39小節目の「♪to be♪」は「to」を柔らかく、「be」の破裂音をしっかり聴かせてしゃれた感じにする。

 

以上です。  by セカンドテナーの記録係


2016年11月19日の練習記録

 

合唱祭前最後の練習で、大久保師匠のご指導の下「唱歌の四季」の3曲を仕上げる練習でした。

前回に続き長山先生のピアノ伴奏で「朧月夜」「紅葉」「雪」を歌いました。

曲想を伝えながら歌へと導いてくれる前奏から心の準備が始まります。

【指揮をしっかり見て歌う】・・これが非常に重要です!

 

今回も発声について何度か師匠からの檄が飛び、息を周囲に散らさず中に集めてしっかりと声を前に出すために、鼻の下に指を当ててそこに声を集める練習をしました。

歌に入る前の発声練習で行ったことを曲を歌うときにも活かす必要がありますね。

体の使い方も指示が出されて、体を開いて盛り上げる箇所、重心を前にして歌いながら転調で表現を変えるための重心移動などのチェックも行いました。

以下にご指摘を受けた点を記録します。

 

「朧月夜」

歌いだしが大切です。

声を散らさずに上唇の辺りに集めてしっかりと前へ出す発声を心がけましょう。

1. [バリトン] 20小節目「♪はるかぜ♪」はバリトンの音が大事なのではっきり出す。

2. 29小節目で転調する「♪さとわの♪」ではバリトンをはっきりと活かすようにして

 バリトンのみハミングではなく「ウ」で歌う。

 テノール系は音量を小さくするが下がってはいけない。

3. [バリトン] 33小節目最初の音(Eフラット音程)は導音で重要なのでしっかり聴かせる。

4.【重要】37小節目「♪も♪」の前までは重心を前にかけてつま先でつかみ、

 「も」で重心を後ろへ移して音色を変える。

 続く「♪かわず♪」からは雄大に前へ広げていく。

5. [セカンド] 39小節目の「♪もー♪」では下がりながらクレシェンドをかける。

6. 40小節目最初の「ね」では全体がクレシェンドする。

7. 45小節目「♪かわず♪」の「かわ」では口角を上げて口を横の母音にして繊細に歌う。

 ここでテンポを少し遅くするので指揮をよく見る。

8. 46小節目最初の「ず」は「ゾ」に近い発音にし、ppなので音量を落として弱める。

9. [テノール系] 52小節目の「ぼろ」は四分音符2つで、指揮をよく見て出るタイミングをつかむ。

 

「紅葉」

転調や臨時記号の箇所で曲想に合った歌い方を心がけましょう。

歌いだしから重心を前に置いて散らさずしっかり歌うことが大切です。

1. 9小節目と11小節目で最後の音程が上がっているが、ここは強めずに柔らかく歌う。

2. [ベース系] 13小節目からの「♪A--♪」では真ん中をふくらませる。

3. [テノール系] 13小節目の「♪まつをいろどる♪」で体を開いてしっかり広げていく。

4. 19小節目「♪すそーもよう♪」では少し小さくするが広げたままで続ける。

5. [テノール系] 21小節目「♪あかや♪」の「か」をしっかりと聴かせる。

 (ppであるがはっきりと)

6. 25~28小節目は特に指揮をよく見て4声が縦の線を揃える。

7. [セカンド] 50小節目の全音符(Cフラット音程)はdim.が付いていてもセカンドはある程度強く残す。

 

「雪」

前の2曲とは気持ちを切り替えて軽快に体を動かすくらいの気分で歌いましょう。

1. [ベース系] 21小節目からの「♪ルンルンルンルン♪」は若々しく! (以前にも指摘あり)

2. [ベース系] 29小節目からの「♪ルーールルルルンルン♪」は歯切れよく聴かせる。

3. 45小節目からの「♪コーン♪」はクレシェンド・デクレシェンドをしっかりかける。

4. [テノール系] 59小節目「♪ずんずん♪」の「ん」をしっかりと出す。

5. 97小節目「♪コン♪」はpなので大きくはないが胸を開いてしっかりと短めに発声する。(特にセカンド)

 

以上です。  by セカンドテナーの記録係


2016年11月13日の練習記録

 

記録係が欠席のため、低音Supervisorの北澤さんがメールで配信された記録を転用します。

 

最も肝要な点は「しっかり指揮を見る事」。

以下に記す殆どが指揮でしっかり指示されます。

だから重ねて申しますが、「しっかり指揮を見て下さい!」

全て知っている曲ばかり。高音部は殆どメロディ。楽譜にのめり込む

必要全く無し。またバスバリの『雪』の「ルンルン」や「コンコン」は

楽譜と首っ引きではあの快速進行には全く付いて行けません。

覚えて体に沁み込ませるしかありません。バスバリ各位の中には、

この部分を「鼻唄」で練習中に復習(?)されている方を見受けますが

(かつ残念ながらその鼻唄の音程はかなり狂っている!)、これは頂けません。

自宅でしっかり声を出して練習して来ましょう。そうでないと体には沁み込まない!

また師匠の御指示中、或いは他のパートの練習中の「鼻唄」は非常に邪魔になります。

23日の本番は「念の為に楽譜を持つが原則暗譜」で参りませんか?

 

(1)『朧月夜』

 ①歌唱冒頭部はピアノが主役。よって頑張り過ぎない。

 ②歌唱に当たっては「カトちゃんペ!」が基本。鼻下(口ではない)に当てた

  1本指(人差し指は片手に1本しか無い!それともAre you a 4-6 Gama?)に

  声を集中させる。そこを通して声を前に飛ばす(=口を開いてぶっきらぼうに

  下品に歌う事は絶対駄目)。

 ③全てlegato(=滑らかに切れ目なく)。音量不要。クリアには歌わない。

  口の形を極力変えない。母音で繋げていく。

 ④全員ユニゾン部分は控え目に。和音になったら出力を増す(指揮を見よ!)。

  (「ユニゾン部分」と「和音部分」はパッと見たらわかるよう楽譜記載工夫せよ)

 ⑤P8のバスバリのハミングはクレッシェンド・デクレッシェンドをしっかり。

  なお、このP8ハミング部分のバリトン、完全に音が違っている人あり!

      「早出練習」では修正出来たのですが、本練習の冒頭及び最終の「通し」では

  しっかり狂っていて「不快」でした。残念無念!

自分の音程が「どうもしっくりこなかったなあ」と思い当たる方は今一度

音程確認請う。それでも不安ならこの部分は次回最終練習及び本番では歌わない

という手もあります。これぞ合唱の妙味!集団競技の鉄則。

例えば「打撃不得意」の投手(大谷翔平を除く)はノーアウト1塁の場面では

下手な打撃で凡ゴロを打ってダブルプレーを献上するよりは「三振」の方が

チームに貢献する。これと全く同じ。「三振」だとなお「1アウト走者1塁」で、

まだまだ次の作戦が展開できるが、2死無走者ではいくら名監督でも打つ手なし。

和音も同様。「一人の攪乱」で全体が台無しに。「田中の小道」からの復帰でも

いいではないですか!

 ⑥P935・36小節は「ひと」までクレッシェンド。「も」でsubito P(突然弱く)。

 ⑦「蛙の」からの転調、ここもバリトンの一部の方の音程、非常に不安定。

  ⑤同様、自信がなければ「途中から復帰」で十分です。

  ここもクレッシェンドの指示に呼応せよ!

 ⑧P10ババリのハミングは「音の変わり目アクセント」(指揮見よ!)

  ここもバリトンはリズムが難しい。特に旋律が鳴ると訳が分からなくなる。

  これまた無理して当てずっぽうには歌わない。「空振り三振」でOKです。

 ⑨P11「蛙」の転調。低音部は高音部の「ソ」を頼りにし、これに合わす。

  自信なければ「かわ」は「空振り」して「ず」からそっと乗っかる。

  特にバリトンは「ソソラーラ」の音程、意外と溶け込むのが難しい。

  要注意。P / PPでもあるので野手に任せても全く問題無し。

 

(2)『紅葉』

 ①冒頭ユニゾン:声を纏める。下品に広げない。4小節ノンブレス励行!

 ②P18バスバリのハミング:クレッシェンド・デクレッシェンド重要!

 ③P19「赤や黄色の色様々に」:delicacy を持って歌う。

 ④P20・21の歌唱はlegato!

 ⑤最終部の「A―」:指揮をしっかり見よ。様々な指示あり。ここは完全暗譜!

  「誰も楽譜を見てはならぬ」!

 

(3)『雪』

 ①「高速進行」に乗り遅れるな。「暗譜」しか手はない。

 ②体を存分に動かしリズム感豊かに歌う(「東海林太郎」=不動の姿勢による歌唱

  は厳禁)。飛び跳ねるぐらいに!

 ③全編基本はマルカート(=歯切れよく)。但しP27・53小節目以降の「旋律部分」

  のみlegatoに(バスバリのコンコンはマルカート)

 ④P29・68小節目の「こん」(sf)は思いっ切り出せ!但しバリトンは次の旋律部分、

  出遅れるな!!

 ⑤P30・81小節目バリトンの「猫は炬燵で丸くなる」の音程、特に「ねこは」は

  意外と難しい。「投手」は無理せぬ事!

 ⑥85小節目のmfと89小節目のmpの対比、非常に大切。Mpの後はデクレッシェンド。

 

 ⑦最後はそっと「ココンコンコン」。ここの「出」は指揮をしっかり見よ!


2016年11月5日の練習記録

 

大久保師匠のご指導で、今月23日の合唱祭で歌う「唱歌の四季」の練習に入りました。

久しぶりに「朧月夜」「紅葉」「雪」を歌いましたが、感覚を取り戻して前のレベルに戻るには時間がかかるようです。

音程やリズムの怪しい箇所が幾つか見受けられました。

 

また、発声に関する全般的な注意点として息を周囲に散らさず中に集めるようにとのことです。

そのために鼻の下に指を当ててそこに声を集める練習をしました。

以下にご指摘を受けた点を記録します。

 

「朧月夜」

1. [ベース系] 29小節目の転調でハミングする箇所で音が下がらないよう、ゆれないようにする。

2. [トップ] 52小節目「♪づきよ♪」は声を張り上げず、ファルセットで柔らかく発する。

念のため、52小節目ではテノール系の「ぼろ」には付点が付いていません。ベース系とリズムが違いますので気をつけましょう。

 

「紅葉」

1. 21小節目の転調箇所では各パートが最初から音程をきっちり正確に取る。

2.50小節目で「rall.」(ラレルタンド)があり、遅くするので指揮をよく見る。

確認事項として、7月24日の練習でテノール系が32小節目から、ベース系が36小節目からの「B.O.」でクレシェンドをかけながら「ウ」のハミングにする指示がありました。

これは今も有効かを確認します。

 

「雪」

21小節目のバリトン・バスが「♪ルンルンルンルン♪」のところから練習に入りました。

1. [ベース系] 21小節目からの「♪ルンルンルンルン♪」は若々しく!

2. 45小節目からの「♪コーン♪」はクレシェンド・デクレシェンドをしっかりかけて、

 テノール系では「コー」を伸ばして次の拍頭で「オン」を発する。

 

以上です。  by セカンドテナーの記録係